米 5~11歳の子どもへの接種本格化 NYの学校に臨時接種会場も

アメリカでは、5歳から11歳の子どもへの新型コロナウイルスワクチンの接種が本格化していて、ニューヨーク市の公立学校では学校に接種会場が設けられて接種が行われました。

アメリカでは、今月2日から5歳から11歳の子どもへのワクチンの接種が始まりました。

このうちニューヨーク市の公立学校には臨時の接種会場が設けられ、希望する子どもへの接種が行われました。

一部の学校では希望する子どもの数に対し、ワクチンの数が足りなくなるところもあったということです。

またアメリカ政府は、この年齢の子どもへの接種をすすめるキャンペーンを始めています。

その一環として8日、バイデン大統領夫人のジル・バイデン氏が接種が始まった首都ワシントン郊外の小学校を訪れました。

教師でもあるジル氏は「新型コロナウイルスワクチンを接種することは子どもを守るための親の選択の一つです」と、子どもへの接種を呼びかけました。

アメリカ政府は、全米の学校に接種会場を設けるよう要請するなどこの年齢での接種率を高めようとしていますが、民間の財団が先月下旬に行った世論調査では、5歳から11歳の子どもを持つ親の27%が「すぐにワクチンを接種させる」と答える一方、30%が「接種させない」、33%が「様子を見る」と回答していて、親の間では接種させるかどうか意見が分かれています。