つり革にメッセージ “オーナー制度”開始 三重 伊賀鉄道

三重県の伊賀鉄道は、新型コロナウイルスの影響などで厳しさを増している経営の改善につなげようと、つり革に1万5000円で自分の名前やメッセージを入れることができる「つり革オーナー制度」を新たに始めました。

伊賀鉄道が始めた「つり革オーナー制度」は、一口1万5000円で1本のつり革のオーナーの権利を販売する取り組みで、オーナーになれば来年10月までの1年間、自分の名前やメッセージを記したシールが貼られます。

伊賀鉄道では新型コロナの影響などで厳しさを増す経営を改善しようと、これまでに一口5000円で名前入りの枕木を設置できる「まくら木オーナー制度」も取り入れており、今回はこれに続く新たな企画だということです。

この秋の開始にあわせた募集には105口、157万5000円分の応募があり、これを受けて取り付けられた105本のつり革には、オーナーの名前とともに「みんなの伊賀線いつまでも」といった応援のメッセージなどが記されていました。

なかには伊賀市の観光大使のマスコットキャラクター「いが☆グリオ」がオーナーになったつり革もあり「夢を叶える魔法のつり革」と記されていました。

伊賀鉄道の藤巻恵鉄道営業部長は「一つ一つのオーナー様のメッセージをありがたく読ませてもらいました。これからも伊賀鉄道が走り続けられるように頑張ります」と話していました。