アメリカ海軍 同性愛理由に退役の男性の名前を補給艦につける

アメリカ海軍は、新たに建造された補給艦に、かつて同性愛者であることを理由に退役を余儀なくされ、その後、性的マイノリティーの権利保護に取り組んだ元潜水士の名前をつけ、性的マイノリティーにも配慮する姿勢をアピールしています。

アメリカ海軍が新たに建造したのは、全長が220メートル余りの補給艦で、カリフォルニア州で6日、進水式が行われました。

補給艦は、海軍の元潜水士の男性にちなみ「ハーヴェイ・ミルク」と名付けられました。

ハーヴェイ・ミルクさんは、アメリカ海軍で同性愛者の入隊が禁止されていた1950年代、同性愛者であることを理由に退役を余儀なくされ、その後、性的マイノリティーの権利保護に取り組んだ活動家として知られています。

進水式に出席したアメリカ海軍トップのカルロス・デルトロ長官は声明で「彼のようなリーダーたちは、生い立ちや経験の多様性がアメリカの強さに寄与することを教えてくれた」と功績をたたえました。

アメリカ軍をめぐっては、性的マイノリティーに対する差別や偏見が残っているという根強い批判があり、今回、補給艦に同性愛者の名前をつけることで、性的マイノリティーにも配慮する姿勢をアピールした形です。