100人超規模の飲食伴う会合でコロナ対策の実証実験 新潟

新型コロナウイルスの感染状況が改善していることを受けて、新潟市では、ワクチンの接種などを条件に、100人を超える規模の飲食を伴う会合を開いて、対策の効果を確認する実証実験が行われました。

この実証実験は、新潟県が社会経済活動の回復に向けて、県内の経済団体などと連携して始めました。

8日は新潟市内のホテルで、新潟商工会議所の会員企業から120人余りが参加して飲食を伴う会合が開かれました。

参加の条件はワクチンを接種していることやPCR検査で陰性が確認されていることで、会場の入り口ではスタッフが参加者の接種証明書などを確認していたほか、ワクチンを接種していない人には抗原検査キットを渡して、その場で検査を受けてもらっていました。

新潟県などは11月中に結婚式場でも実証実験を行って、対策の効果や参加者のアンケート結果などを確認し、感染リスクを減らすための取り組みを進めていきたいとしています。

新潟商工会議所の福田勝之会頭は「これから新年会や忘年会の時期で、どこまでできるか不安はあるが、少しずつ実践していきたい」と話していました。