東京国際映画祭 松居監督「ちょっと思い出しただけ」が観客賞

アジアで最大規模の映画祭、東京国際映画祭は最終日の8日、各部門の賞が発表され、コンペティション部門では松居大悟監督の「ちょっと思い出しただけ」が観客賞に選ばれました。

10月30日に開幕した東京国際映画祭は、期間中、国内外の126本の映画が上映され、最終日の8日、東京 千代田区の会場で各部門の賞が発表されました。

このうち、15本の作品がノミネートされたコンペティション部門では、松居大悟監督の「ちょっと思い出しただけ」が、観客の投票によって選ばれる観客賞に選ばれました。

この作品は、あるカップルの出会いから別れまでの6年間を、毎年の男性の誕生日を過去に向かってさかのぼりながら描くラブストーリーです。
松居監督は授賞式で「この2年くらいの(コロナ禍の)苦しい時間や悔しい時間が、ただ悲しいだけでなく、人と会える瞬間のうれしさがいとしく思えるように、過去と今を抱きしめて前に進んでいけるようにと思って映画を作ったので、うれしいです」と喜びを語りました。

東京グランプリは「ヴェラは海の夢を見る」

また、最高賞の「東京グランプリ」には、旧ユーゴスラビアのコソボから出品された作品で、突然自殺した夫の借金で家の所有権を奪われそうになった妻が、自分の力で事態を打開しようと奮闘するという物語の「ヴェラは海の夢を見る」が選ばれました。