ワクチン接種めぐる課題を議論 秋のレビュー1日目

国の事業を公開の場で検証する、政府の「秋のレビュー」が始まり、新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、住居を移転した際に記録が移転先の自治体に引き継がれない状態となっており、3回目の接種に向けて混乱が生じるおそれがあるという指摘が出されました。

政府の行政改革推進会議が、有識者を交えて国の事業を公開の場で検証する、ことしの「秋のレビュー」が8日から始まり、新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐる課題について意見が交わされました。

この中で牧島行政改革担当大臣は「私たちは新型コロナウイルスと向き合わなければならなくなった。より幅広い視点で今回のレビューを行い、行政組織の構造的な諸課題をどう克服するかという観点から評価をいただきたい」と述べました。

有識者からは住居を移転すると、本人の申告がなければ移転先の自治体にワクチンの接種記録が引き継がれない状態となっていて、3回目の接種に向けて混乱が生じるおそれがあるという指摘が出されました。

またワクチンに関する情報を国が自治体に通知する際に、よりオンラインを活用すべきだとか、デマなどが流れた際は、政府が積極的に解消に努めるべきだという意見が出されました。

ことしの「秋のレビュー」は、合わせて7つのテーマを対象に、8日と9日の2日間行われることになっています。

牧島行政改革相「接種記録の共有 議論継続したい」

牧島行政改革担当大臣は、ワクチン接種をめぐる議論を終えたあと記者団に対し「引っ越し先で接種記録をどのように共有することができるのか、課題があるという指摘があったが、国と地方の在り方や権限といった話になるので『デジタル臨時行政調査会』などで議論を継続していきたい」と述べました。