世界遺産の合掌造り集落 火災に備え放水訓練 岐阜 白川村

世界遺産に登録されている岐阜県白川村の合掌造りの集落で、火災に備えた一斉放水の訓練が行われました。

一斉放水の訓練は、世界遺産に登録されている白川村の荻町地区の住民が貴重な合掌造りの建物を火災から守るため、毎年、空気が乾燥するこの時期に行っています。

訓練には、地区の住民と地元の消防団が参加し、朝8時のサイレンを合図に各所に設置された59基の放水銃から一斉に放水し、飛び散る火の粉から家屋を守るように水の壁を作っていました。

白川村ではおととし11月、観光用の駐車場で木造のかやぶきの小屋2棟が全焼する火事があり、その際、すべての放水銃を手動で稼働させて延焼を防いだということです。
参加した地元の60代の男性は「防災意識を高め、火災予防につながるので、大切な訓練だと思います。一昨年の火災でみんなショックを受けましたが、有事に備えたいです」と話していました。

大阪から観光に訪れていた30代の男性は「合掌家屋に放水が高く一斉に上がって、とてもきれいで紅葉と真っ白い水のコントラストもすてきでした。いい写真が撮れました」と話していました。

白川村の世界遺産地区では火災を防ぐため、花火の禁止のほか、所定の場所以外での喫煙を控えることなどを呼びかけています。