子宮頸がん“ワクチン接種でリスク減 若い年代で接種推奨”

子宮頸がんワクチンを12歳から13歳で接種した女性では、のちに子宮頸がんになるリスクが87%減ったとする大規模ながん登録のデータをもとにした研究結果を、イギリスの研究グループが発表しました。

研究グループは、特に若い年代で接種が推奨されるとしています。

研究結果は、キングス・カレッジ・ロンドンなどの研究グループが、イギリスの医学雑誌「ランセット」に発表しました。

イギリスでは、2008年から子宮頸がんの原因となるウイルスのうち、2つの型に有効なワクチンの接種が始まりました。

研究グループで国のがん登録のデータをもとに、当時接種した人たちと、接種していない人たちで、子宮頸がんになるリスクを比較したところ、
ワクチンを接種した年齢が
▽12歳から13歳だとリスクが87%減少し、
▽14歳から16歳では62%、
▽16歳から18歳でも34%減少していたということです。

また、子宮頸がんになる人を、おととしの時点で448人減らせたと推定されるとしたほか、子宮頸がんの前の段階になるリスクも、接種した年代ごとに39%から97%減らせたとしています。

ワクチンによって、実際に子宮頸がんが減らせることを大規模なデータをもとに示した研究は、去年スウェーデンから出された報告に次ぐものとなります。

研究グループは「子宮頸がんは相当の減少が見られている。特に若い年代でメリットが大きく、ワクチンの接種が推奨される」としています。