テロ対策必要な区域に別の車の通行証で立ち入り 柏崎刈羽原発

新潟県の柏崎刈羽原子力発電所でことし9月、東京電力の協力企業の作業員がテロ対策が必要な区域に入る際、別の車の通行証を提示して立ち入っていたことが分かり、発電所の所長が謝罪しました。

東京電力によりますと、ことし9月29日、発電所構内の「周辺防護区域」と呼ばれるテロ対策が必要な区域に協力企業の作業員が車で入る際、乗っていた車と異なる通行証を提示し、立ち入っていたということです。

この作業員は、本来提示する必要がある通行証も持っていたということですが、ゲートの警備員が、あわせて提示された別の書類の確認に手間取り、別の車のものと気づかず通行を許可したということです。

柏崎刈羽原発の稲垣武之所長は、通行証の確認不十分が原因だとして謝罪した上で「悪意のあるミスではないが、核物質を扱う事業者として厳格にチェックすべきで、警備の指導を強化したい」と述べました。

東京電力は柏崎刈羽原発の6号機と7号機の再稼働を目指していますが、ことしテロ対策の問題が相次いで明らかになり、先月から原子力規制委員会による本格的な検査が始まっています。