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トヨタ 中間決算 売り上げ 利益ともに過去最高 米の需要急回復

トヨタ自動車のことし4月から9月までのグループ全体の中間決算は、アメリカなどで販売が伸びたことで、売り上げ、利益とも過去最高となり、今年度1年間の利益の見通しも引き上げました。ただ、今後の利益は円安による押し上げの効果も大きく、原材料価格の高騰によって収益が圧迫される可能性もあるという見方を示しました。
トヨタ自動車は4日、ことし4月から9月までのグループ全体の中間決算を発表し、売り上げにあたる営業収益は前の年の同じ時期と比べて36%増加して15兆4812億円、最終的な利益はおよそ2.4倍の1兆5244億円でした。

新型コロナによる落ち込みから車の需要が急回復したアメリカなどで販売を伸ばし、売り上げ、利益とも過去最高となりました。

8月以降は東南アジアで感染拡大に伴うロックダウンが相次ぎ、大幅な減産を余儀なくされましたが、半導体など部品の調達に力を入れ、影響を最小限に抑えました。

さらに、今年度1年間の最終的な利益の見通しは、2兆3000億円としていたのを2兆4900億円に上方修正しました。

ただ、トヨタは、今後の利益は円安による押し上げの効果も大きく、鉄やアルミなど原材料価格の高騰によって収益が圧迫される可能性があるとして「実質は下方修正だ」という見方を示しました。

また、ダイハツ工業や日野自動車を含むグループ全体の販売台数は、1029万台と、従来の見通しを引き下げました。

近健太CFO=最高財務責任者は会見で「感染拡大や半導体不足で、世界中で生産が停滞したが、販売店や仕入れ先、工場が必死に努力し、実力以上の実績となった。ただ、為替変動以外の収益構造を改善することについては、まだまだ課題がある」と述べました。

また、減産などの影響で大幅に納車が遅れていることについては「減産により、多くのお客様に納車をお待たせし大変申し訳ございません。一刻も早くお届けできるよう努力してまいります」と陳謝しました。

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