このうち首都ソウルでは、これまで午後10時だった営業時間の制限が解除されたほか、参加者の半数を超える人がワクチンの接種を終えていれば、私的な会合で10人まで集まることが認められました。
カルビタンの店を営む60代の女性は「売り上げが振るわず、何とか耐えてきた。年末が近づいているので、団体客の利用が増えてほしい」と、客足の回復を期待していました。
一方、韓国では先月以降、多い日で新規感染者数が2000人を超えるなど依然として感染拡大が続いていて、今回の規制緩和によってこの傾向に拍車がかかることも懸念されています。
20代の男性は「飲食店の営業時間の制限がなくなったので、便利にはなると思いますが、規制緩和による副作用で感染者が増えないか心配しています」と話していました。
韓国政府は今後、感染状況を見極めながら、大規模行事の開催など、さらなる規制緩和について慎重に検討することにしています。
![](/news/html/20211101/K10013331031_2111011828_2111011852_01_02.jpg)
韓国 きょうから飲食店の営業時間制限を解除 感染拡大懸念も
韓国政府は、新型コロナウイルスワクチンの接種が進んでいることから、感染防止のための規制の段階的な緩和に乗り出し、1日から飲食店の営業時間の制限を解除しました。
韓国政府は、国内のワクチンの接種率が10月、70%に達したことから、感染防止のための規制を段階的に緩和する計画で、まず1日から飲食店の営業時間の制限を解除しました。
![](/news/html/20211101/K10013331031_2111011853_2111011910_01_03.jpg)
![](/news/html/20211101/K10013331031_2111011828_2111011910_01_04.jpg)