「太陽フレア」30日以降数日 通信衛星やGPSなどに影響のおそれ

「太陽フレア」と呼ばれる太陽表面の巨大な爆発現象が発生し、電気を帯びた粒子が、30日午後から31日にかけて地球に到達する見通しです。この影響で、通信衛星やGPSなどに影響が出るおそれがあり、情報通信研究機構が注意を呼びかけています。

情報通信研究機構などによりますと、29日未明、「太陽フレア」と呼ばれる太陽表面での爆発現象の中でも最大クラスに分類される、巨大な爆発が発生しました。

この「太陽フレア」によって、陽子などの電気を帯びた粒子が大量に放出されていて、30日午後から31日にかけて、地球に到達する見通しだということです。このため30日以降、数日にわたって通信衛星などの人工衛星や、GPSの位置情報、それに短波の無線通信などに影響がでるおそれがあるとしています。

一方、今回の「太陽フレア」で放出された粒子が、日本周辺で人や飛行機などに直接、影響を与えることはないとしています。

国内では、4年前の2017年9月に、今回の10倍の規模の「太陽フレア」が発生し、GPSの誤差が増えるなどの影響が出ました。太陽は、およそ11年の周期で活動が変動していて、今は徐々に活動が活発になる時期とみられています。

情報通信研究機構の津川卓也室長は「GPSの利用や一部の無線通信などに影響が出るおそれがあるので、数日は注意してほしい」と話しています。