東京都 新型コロナ感染発表の人数訂正 これまでより4065人増

東京都は、都内で新型コロナウイルスの感染が確認されたとこれまでに発表した人数について、登録作業にミスがあったことなどから訂正し、今月までのおよそ半年間で4000人余り増えました。

今回の都の訂正にともなって、都内で感染が確認された人数に追加されるのは、ことし4月3日から今月2日までのおよそ半年間で合わせて4512人です。

都によりますと、保健所が都に報告する時に使うシステムで、感染者を登録する時に必要となる「確認ボタン」が押されていなかったことや、入力された情報に不備があり、人数に含まれなかったことが原因だということです。

また、今回の訂正で、都内で一日に確認された人数が、これまでで最も多かったことし8月13日は、5773人から5908人になります。

一方、都は、これまでに発表していた人のうち447人は、二重に報告されていたり、再検査で陰性が確認されていたりしたため削除しました。

訂正による追加と削除によって都内の感染確認は、これまでの発表より4065人増えました。

都の担当者は、感染確認を実際より少なく把握していたことによる新型コロナ対策への影響について、「数字として小さいと言うつもりはないが、政策決定を左右するほどのものではなかったと考えている」と説明しています。

そのうえで、「日々の数字を、より正確にお伝えできなかったことは反省している。保健所へのこまやかなフォローアップなど再発防止に努めていく」としています。