9月のホテルや旅館 宿泊者数 コロナ感染拡大前の半分以下に

先月、国内のホテルや旅館などに宿泊した人の数は延べ2260万人余りと、新型コロナウイルスの感染拡大前のおととし9月と比べて半分以下の水準に落ち込んでいます。

観光庁によりますと先月、国内のホテルや旅館などに宿泊した人の数は速報値で延べ2269万人でした。

Go Toトラベル事業が行われていた去年の同じ月より20.5%減少し、新型コロナの感染拡大前のおととし9月と比べると53.5%減っていて、半分以下に落ち込んでいます。

このうち外国人宿泊者の数は、おととし9月より96.6%少ない延べ28万人で、記録的な低水準が続いています。

また、先月の宿泊施設全体の客室の稼働率はおととし9月より32ポイント低い31.3%でした。

今月からは緊急事態宣言とまん延防止等重点措置がすべて解除されたことを受けて、政府はワクチンを接種した人などを対象にした、行動制限の緩和に向けてホテルなどで実証実験を行い、本格的な旅行の再開に向けた準備を進めています。