三菱電機 計300億円投じ検査体制強化へ 不正の再発防止で

長年の検査不正が明らかになった「三菱電機」は、今後合わせて300億円を投じ、再発防止に向けた検査体制の強化に取り組む方針を示しました。

これは三菱電機の漆間啓社長が、今年度の中間決算のオンライン会見で説明しました。

それによりますと、複数の工場で製品の検査不正が長年、続いていたことを受け、来年度にかけて合わせて300億円を投じ、検査体制の強化に取り組むとしています。

外部の弁護士などがまとめた報告書に沿って、組織風土を抜本的に改革し、再発防止のための具体的な仕組み作りに資金を充てる方針です。

漆間社長は会見で「営業の現場で取引先から厳しい意見をもらっていることは真摯(しんし)に受け止めたい」と述べ、必要に応じて投資額を増やすなど、信頼回復に全力であたる決意を改めて強調しました。

一方、三菱電機の今年度のグループ全体の中間決算は、工場向けの自動化設備の需要が伸びたことなどから、最終利益が1048億円と、昨年度の同じ時期の2倍余りに増えました。

また、外国為替市場で進む円安ドル高も収益面でプラスになるとして、今年度の最終利益の見通しを昨年度より13.9%多い2200億円に上方修正しました。