オリエンタルランド 2年連続の最終赤字に 半年決算

東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの先月までの半年間の決算は、新型コロナウイルスの感染拡大で入場者数の制限などを続けていた影響で、この時期としては2年連続の最終赤字となりました。

オリエンタルランドが28日発表した先月までの半年間の決算は、グループ全体の売り上げが975億円と、前の年度の同じ時期と比べて65%増加したものの、最終的な損益は141億円の赤字でこの時期としては2年連続の赤字となりました。

新型コロナによる緊急事態宣言によって営業時間の短縮や、入場者数を制限するなどの影響が続いたためです。

ただ、臨時休業を余儀なくされた前の年度は同じ時期で300億円の最終赤字だったことと比べると、赤字は大きく縮小する形となりました。

また、来年3月までの1年間の業績予想も初めて公表し、引き続き入場者数を制限することなどから、最終的な損益が175億円の赤字となる見通しを示しました。

オリエンタルランドの片山雄一副社長はオンラインの会見で「コロナの影響が想定以上に大きい。今後もお客様の安心安全を最優先にするため入場者数の制限を継続する」と述べました。