“特許侵害”で提訴 日本製鉄社長「トヨタ 狙い撃ちではない」

特許を侵害されたとして、トヨタ自動車と中国の鉄鋼大手に損害賠償を求める訴えを起こした日本製鉄の橋本英二社長は記者会見で、「トヨタさんを狙い撃ちにということはまったくない」と述べ、特許侵害に対しては相手にかかわらず、きぜんと対応していく考えを示しました。

日本製鉄の橋本社長は、28日みずからが会長を務める「日本鉄鋼連盟」の記者会見に臨みました。

日本製鉄は、今月、ハイブリッド車などのモーターに使われる自社製品の特許を侵害されたとして、主要な顧客である「トヨタ自動車」と中国の鉄鋼大手、「宝山鋼鉄」に対し、損害賠償を求める訴えを起こしており、これ以降、橋本社長が公の場で発言するのは初めてです。

会見で橋本社長は、「トヨタさんを狙い撃ちにということはまったくない。社長として精査を重ねて合理的に判断した」と述べ、特許侵害に対しては相手にかかわらず、きぜんと対応していく考えを示しました。

そのうえで、「特許は『知らなかった』では済まされないのが大前提だ。特許違反があったのか、無かったのか、裁判の中でどちらが正しいのかが明確になる」と述べ、民事裁判を通じて正当性を主張する方針を示しました。
この訴えを巡って、トヨタはこれまでに、「宝山鋼鉄には特許の侵害がないことを書面でも確認してきた」などと説明しています。