日産ゴーン元会長事件 ケリー元代表取締役の裁判 3月に判決

日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告の報酬を少なく開示した罪に問われているグレッグ・ケリー元代表取締役の裁判は、27日ですべての審理が終わり、判決は来年3月3日に言い渡されることになりました。

日産の元代表取締役、グレッグ・ケリー被告(65)は有価証券報告書でゴーン元会長の報酬を少なく開示したとして法人としての日産とともに、金融商品取引法違反の罪に問われ、検察はケリー元代表取締役に懲役2年、日産に罰金2億円を求刑しています。

27日の裁判でケリー元代表取締役は「私はいかなる罪も犯していない。ゴーン元会長は非常に優秀な経営者で、退任後も日産につなぎとめるための措置をとることが重要だと考えたが、あくまでも合法的な方法を模索した」と述べ、改めて無罪だと訴えました。

また、元代表取締役の弁護士は「報告書に記載した以外に未払いの報酬は存在しない。元会長や幹部たちと共謀した事実もない」と主張しました。

一方、日産側は、起訴された内容を認めたうえで「当時のガバナンスに深く反省すべき点があると自覚し、真摯(しんし)に受け止めているが、犯行は日産の企業利益の追求とは関係なく、元会長の私的な利益のために行われたものだ」と主張しました。

去年9月の初公判から60回以上行われた審理は27日ですべて終わり、判決は来年3月3日に言い渡されることになりました。