国際

米国務長官 WHOなど国連機関の活動に台湾参加を 支持呼びかけ

アメリカのブリンケン国務長官は、新型コロナウイルス対策など地球規模の課題に対応していくため、国連の加盟国に対し、国連機関の活動に台湾が参加することを支持するよう呼びかけました。
アメリカのブリンケン国務長官は、26日声明を発表し、ことし5月のWHO=世界保健機関の年次総会をめぐって台湾の参加が中国などの反対で認められなかったことについて触れました。

ブリンケン長官は「われわれは、台湾の新型コロナウイルスへの対応から学ぶことが多いにもかかわらず、台湾は総会にいなかった。台湾の排除によって、国連や関係機関の重要な活動が損なわれている」と強調しました。

そのうえで「共通の課題を解決するには、すべての関係者の貢献を活用することが必要だ」として地球規模の課題に対応していくため、国連の加盟国に対し、国連機関の活動に台湾が参加することを支持するよう呼びかけました。

これに先立ってアメリカ国務省は、今月22日に台湾側とオンライン形式で行った高官協議で、台湾が、WHOや国連の気候変動枠組み条約に実効性のある形で参加できるよう後押しする考えを表明しています。

中国「台湾は中国の一部 参加する権利ない」

アメリカのブリンケン国務長官が、国連機関の活動への台湾の参加を支持するよう国連の加盟国に呼びかけたことについて、中国政府で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室の馬暁光報道官は、27日の記者会見で「国連は主権国家からなる国際間の政府組織であり、台湾は中国の一部で、参加する権利はない。アメリカは以前からさまざまな主張をしてきたが、国連の決議や『1つの中国』の原則に著しく反し、台湾独立勢力に誤ったメッセージを送るものだ」と述べ、強く反発しました。

そのうえで「われわれも台湾の同胞が国際的な活動に参加したいという考えを理解しており『1つの中国』の原則を堅持したうえで、これまでと同様、適切に手配していくことができる。しかし、民進党当局はさまざまなうそで人々を欺き、国際世論を誤った方向に導いている。われわれは、アメリカや外部勢力を頼りに独立をはかろうとする幻想を直ちに捨てるよう忠告する」と述べ、蔡英文政権を批判しました。

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