眞子さん 小室圭さん結婚 記者会見の背景や今後の生活は?

秋篠宮ご夫妻の長女の眞子さんは小室圭さんと結婚し、皇室を離れました。
婚約の内定から4年余りを経て実現した2人の結婚。記者会見の背景や今後の生活などについてまとめました。

2人の近況は

眞子さんは先月、年内にも結婚する見通しだと報じられてからも、変わらず公的な活動などに励んできました。

最後の公的な活動となったのは、今月17日まで岐阜県で開かれていた陶磁器の国際フェスティバルの名誉総裁への就任でした。

先月30日の開会式には、ビデオメッセージを寄せました。
また、今月17日には、皇居で皇族として最後となる宮中祭祀(さいし)に参列しました。

結婚にあたっては、今月19日に皇室の祖先などをまつる皇居の宮中三殿を私的に参拝し、結婚することを報告したほか、今月22日には天皇皇后両陛下を、25日には上皇ご夫妻をそれぞれ訪ねて、結婚についてのあいさつをしました。
一方、先月27日にアメリカから帰国した小室さんは、新型コロナ対策の待機期間を横浜市の自宅で過ごし、オンラインを活用して勤め先であるニューヨーク州の法律事務所の業務を行っていたということです。

今月18日には東京の赤坂御用地を訪れ、眞子さんとおよそ3年ぶりに再会し、秋篠宮ご夫妻に結婚のあいさつをしました。

この日は前の職場である東京の法律事務所も訪れ、小室さんは「本当にお世話になりました」とあいさつし、かつての同僚たちから祝福を受け、花束を受け取ったということです。

今月ともに30歳の誕生日を迎えた眞子さんと小室さんは、24日は赤坂御用地で記者会見の打ち合わせを行ったということです。

結婚なぜこの日に

宮内庁によりますと、延期されていた眞子さんの結婚の時期については、当初は去年を予定していたものの、新型コロナウイルスや皇室の行事などあらゆる状況を考慮して、慎重に検討が進められる状態が続いていました。

この間、眞子さんと小室圭さんの結婚への意思は、お互いの気持ちを確認し支え合う中で、決して変わることはありませんでした。

そうした中、アメリカ・ニューヨーク州の法律事務所への小室さんの就職が決まり、経済的な基盤が整ったことで、結婚に向けて大きく動き出すことになりました。

これより前のことし4月には、小室さんが、母親と元婚約者の男性の「金銭トラブル」について詳しく説明する文書を公表しました。

宮内庁は、秋篠宮ご夫妻が小室さん側の努力を受け止められたようだと評価し、宮内庁の中では、小室さん自身の問題とは言い難い問題で、説明責任も果たしたとの見方が広がっていました。

さらに眞子さんが自身や小室さん、それにそれぞれの家族に対する誹謗中傷と感じられる出来事が続いたことで、「複雑性PTSD=複雑性心的外傷後ストレス障害」と診断される状態になったことも背景にあります。

眞子さんは精神的苦痛を感じ、これ以上この状況が続くことは耐えられないと考えるようになりました。

こうした眞子さんの気持ちを秋篠宮ご夫妻が尊重され、天皇皇后両陛下にも伺いが立てられたうえで、結婚が決まったということです。

そして、大安の日でもある26日、婚姻届を提出することになりました。

2人で記者会見 背景は

2人で記者会見をすることは眞子さんが望み、小室さんと相談して決めたということです。

背景には、秋篠宮さまの去年11月の記者会見での発言もあるということです。

この中で秋篠宮さまは2人の結婚について「決して多くの人が納得し喜んでくれている状況ではない」などと述べたうえで、対応が見える形になることが必要だとして、「実際に結婚するという段階になったら、今までの経緯も含めてきちんと話すということは、大事なことだと思っています」と述べられていました。

こうした発言も踏まえて2人で話し合う中で、記者会見の場で説明するという判断に至ったということです。

ただ、今回の会見では、冒頭に2人が伝えたい事柄について発言し、記者から事前に寄せられた質問には文書で回答する形をとることになりました。

宮内庁によりますと、質問の中に誤った情報が事実であるかのような印象を与えかねないものが含まれていたことに眞子さんが強い衝撃を受け、強い不安を感じたため医師とも相談のうえで決めたということです。

また、眞子さんが皇室を離れたあとに会見を行うことになったため、皇室の関連施設の利用は控え、会場の費用も、公費ではなく、眞子さんと小室さんの私的な資金から支出されるということです。

天皇皇后両陛下は

宮内庁によりますと、眞子さんの結婚について、天皇皇后両陛下は、眞子さんがこれまで皇室の一員としてさまざまな公的な活動に真摯(しんし)に取り組んできたことに対して、心からのねぎらいの気持ちをお持ちで、今後、幸せな人生を歩んでいくことを願われているということです。

宮内庁のサポートは

眞子さんと小室さんの結婚に向けた準備は、秋篠宮ご一家の側近部局の皇嗣職が中心となって進めてきました。

婚姻届も、代理人となった皇嗣職の職員が自治体に提出しました。

また、記者会見は眞子さんが皇室を離れたあとに行われましたが、これまで準備にあたってきた経緯も踏まえて皇嗣職が運営を担いました。

眞子さんは今後、日本を離れるまでは小室さんと2人で東京都内のマンションで生活するということで、その間、食品の買い出しなどは、宮内庁の職員が代行することになる見通しです。

結婚後の生活は

婚姻届を提出し記者会見を終えた眞子さんと小室さんは、東京都内のマンションに入居し、アメリカに向かうまでの間、一緒に生活しながら眞子さんのパスポートやビザの取得といった出国の準備を進めるということです。

準備を終えるとアメリカに渡って、新たな生活を始めることになります。
関係者によりますと、2人の新居はアメリカ・ニューヨーク州にあるワンルームの賃貸住宅だということです。

小室さんは、ニューヨーク州の法律事務所で弁護士の助手として勤務していますが、眞子さんも就職して共働きでの生活を考えているということです。

小室さんがことし7月に受けたニューヨーク州の司法試験の結果は来月10日までに発表される見込みで、小室さんは、合格すれば今の事務所で弁護士として働くことになるということです。

PTSDの症状は

宮内庁によりますと、眞子さんは、結婚に関する自身や小室さん、それにそれぞれの家族に対する誹謗中傷と感じられる出来事が長期的に反復され、逃れることができないという体験をしたということです。

このため、2、3年前から誹謗中傷をただすことが難しいという無力感を感じる状態で、人間としての尊厳が踏みにじられていると感じ、結婚後、平穏で幸福な生活を送りたいという願いが不可能となってしまう恐怖を感じるようになったということです。

こうしたことから眞子さんは自分を価値がないものと考えたり、感情を揺さぶられたり、以前に比べると他人との関係を避けることがあるということです。

加えて、人生が壊されるという恐怖感が持続し、悲観的になり、幸福感を感じるのが難しい状態になっていて、ささいな刺激で強い脅威を感じ、集中困難、焦燥感、無気力といった症状もあるということです。

皇族の立場として、公的な活動には精いっぱいの力を尽くし、私的な勤務なども続けていましたが、日常的に非常な苦痛を感じることが多いということです。
一方、診断をした医師は、今月1日の記者会見で、眞子さんについて、判断力に影響は生じておらず、結婚の準備を進めることにも支障はないとしたうえで、「ご結婚について周囲の方々からの温かい見守りがあれば、ご健康の回復がさらに速やかに進むものと考えられます」などと話していました。

皇族減少による影響は

女性皇族は、天皇や皇族以外の男性と結婚すると皇族ではなくなると皇室典範で定められています。

眞子さんの結婚により、皇室は天皇陛下をはじめとする17人になりました。

このうち5人が未婚の女性皇族で、最も若い、天皇皇后両陛下の長女の愛子さまもことし12月には20歳の成年を迎えられます。

眞子さんが皇族として務めていた公的な団体の役職のうち「日本テニス協会」の名誉総裁には妹の佳子さまが就任されることになりましたが、今後も結婚によって女性皇族が皇室を離れることが続けば、皇室の活動がこれまでどおりに行えなくなることも考えられます。

「金銭トラブル」と元婚約者は

小室さんの母親と元婚約者の男性との間の「金銭トラブル」は、眞子さんと小室さんの婚約が内定した平成29年(2017年)の暮れ以降、週刊誌などで相次いで報じられました。

母親は、平成24年に婚約が解消されるまでの間に、男性から生活費などとして合わせておよそ400万円の支援を受けていました。

これについて、婚約を解消した翌年の平成25年に、男性が「返してほしい」と母親に手紙を送ったのに応じてもらえなかったというのが、報じられたトラブルの内容でした。

小室さんの説明によりますと、母親は婚約解消の話し合いの際、支援を受けた金銭について、男性から「返してもらうつもりはなかった」と言われたことなどから解決済みの事柄だと思っていたということで、小室さんは、ことし4月、こうした経緯について詳細に説明する文書を公表しました。

そのうえで、支援を受けたことへの感謝の気持ちを表し、弁護士を通じて男性に解決金を渡す意向があることを明らかにしていました。

元婚約者の男性はNHKの取材に対して、「金銭トラブル」が結婚に影響したことは心が痛いとしたうえで、小室さんの母親と直接話し合いの場を持つことで早く解決したいという考えを示しました。

そして、結婚についてはトラブルとは別のことだとして「祝福したいと思っている。2人で手を携えて歩んでいってほしい」と話していました。