アメリカ 入国する外国人のワクチン接種義務 18歳未満など除外

アメリカのバイデン政権は入国する外国人に新型コロナウイルスのワクチン接種の完了を義務づける措置について、18歳未満は除外することなどを明らかにしました。

これはアメリカ・ホワイトハウスが25日、発表しました。

それによりますと、来月8日以降に入国する外国人にワクチン接種の完了を義務づける措置について、日本などから航空機で入国する場合、▼18歳未満と▼健康上の理由でワクチンを接種できない人などは対象から除外するということです。

このうち、2歳以上18歳未満については、▼ワクチン接種を完了した大人と共に渡航する場合は出発前3日以内の検査で陰性を証明し、▼大人がいない場合は出発前1日以内の検査で陰性を証明するよう求めています。

また、健康上の理由でワクチンを接種できない人は▼指定の方法で接種の対象外であることを証明するとともに▼出発前1日以内の検査で陰性を証明しなければなりません。

一方、こうした条件にあてはまらない18歳以上の入国者は航空機の搭乗前にワクチン接種から2週間以上が経過したことを示す公的機関発行の書類を提示し、出発前3日以内の検査で陰性を証明する必要があります。

さらに入国後もアメリカの公的機関が追跡調査できるよう、航空会社に連絡先を届け出るよう求めています。

アメリカ政府はこれまでに対象となるワクチンについて、アメリカFDA=食品医薬品局やWHO=世界保健機関が承認したものと発表しています。