“フェイスブック ベトナム政府に検閲の強化を容認” 米有力紙

アメリカの有力紙ワシントン・ポストは、IT大手のフェイスブックがベトナム政府の要請を受け、政府に批判的な投稿への検閲の強化を容認していたと報じました。

これは、ワシントン・ポストが25日、匿名を条件に取材に応じた3人の関係者の話として伝えました。

ベトナムではことし1月、最高指導部を選ぶ5年に1度の共産党大会が開かれました。

ワシントンポストによりますと、これを前にフェイスブックのザッカーバーグCEOがベトナム政府の要請を受け、党指導部に批判的な投稿への検閲の強化を容認し、実質的な管理権限を与えたということです。

ワシントン・ポストは、フェイスブックが、日本円でおよそ1100億円を超えるとされるベトナムのSNS市場にこだわり、検閲を受け入れたと批判しています。

ただ、これによって特定の投稿が削除されたのかなど、具体的にどのような検閲が実施されたかについては伝えていません。

フェイスブックをめぐっては、元社員の女性が、会社が子どもの心の健康への悪影響を知りながら、子ども版のインスタグラムの開発を進めていたとする内部告発を行いました。

アメリカでは、AP通信など17のメディアが、この女性から入手したとする数千ページにわたる内部文書の内容を一斉に伝えるなど、フェイスブックへの風当たりが強まっています。