韓国 感染防止対策規制 段階的緩和へ ワクチン接種率70%超

韓国では、新型コロナウイルスワクチンの接種が進んでいることを受けて、政府は来月から飲食店の営業時間の制限をなくすなど、感染防止対策の規制を段階的に緩和していく計画案を発表しました。

韓国では今月、新型コロナウイルスの感染者数が一日当たり1000人以上で推移している一方で、ワクチン接種を終えた人の人口に占める割合が24日時点で70.1%に上りました。

こうした状況を受けて韓国政府は25日、日常生活の回復を目指すとして、感染防止のための規制を段階的に緩和していく計画案を発表しました。

それによりますと、まず来月から飲食店の営業時間の制限をなくし、カラオケ店や入浴施設、屋内スポーツ施設なども、いわゆる「ワクチンパスポート」で接種が完了したことを証明できる人などの利用について、営業時間の制限を解除するとしています。

さらに今後は感染状況などを見極めながら、大規模な行事や私的な集まりについても、制限の解除を検討するとしています。

韓国政府は、規制を段階的に緩和することで感染が再び急拡大するのを抑えたい考えで、今後、有識者も交えた委員会で協議したうえで、今月中をめどに最終的に決定することにしています。