全国初の公衆衛生大学院 愛媛大学に設置へ 医学と農学を融合

感染症対策と食品衛生など医学と農学を横断して専門的な研究を進める、全国で初めての公衆衛生大学院が、来年の春、愛媛大学に設置されることになりました。

愛媛大学によりますと、新たな大学院は「医農融合公衆衛生学環」と名付けられ、国の審査などを経て来年、令和4年4月に設置されます。

愛媛大学大学院で、これまで培われてきた病気の発生や予防を研究する医学系の強みと、環境汚染物質の測定や食品衛生などを研究してきた農学系の強みの、双方をつなげた研究や教育が進められることになっています。

大学によりますと、医学と農学を横断する公衆衛生大学院は、全国で初めてだということです。

初年度の学生の募集は5人で、2年間で公衆衛生学の修士の学位を取得できます。

大学では、コロナ禍で公衆衛生への関心が高まっているとして、新たな大学院では医学の知識に加えて、食と健康に関する知識を持った人材の養成を目指したいとしています。

愛媛大学の仁科弘重学長は、記者会見で「医農融合の大学院を通して、地域全体の健康増進につなげていきたい。社会人が公衆衛生を学ぶ場としても期待している」と話していました。