中国 習主席 国連代表権移行50年で演説 アメリカをけん制

中国の習近平国家主席は、国連の代表権が中国の共産党政権に移って50年となるのを記念した会合で演説し、国連への貢献を強調する一方「国際ルールは一部の国やグループで決めることはできない」と述べ、アメリカを念頭に同盟国や友好国と新たな枠組みを作る動きをけん制しました。

国連の中国の代表権は、1971年10月25日に台湾の国民党政権から中国の共産党政権に移り、習近平国家主席は、それから50年となるのを記念して北京で開かれた会合で演説しました。

この中で習主席は「この50年間、中国は一貫して国連の権威と地位を守り、多国間主義を実践し、国連との協力は日ごとに深化している」と述べました。

そのうえで、これまでに国連のPKO=平和維持活動に、延べ5万人余りを派遣したことや、国連加盟国の分担金を世界で2番目に多く拠出していることなど、国連への貢献を強調しました。

その一方で、習主席は「われわれは、あらゆる形の覇権主義や強権政治、単独主義や保護主義に断固反対しなければならない。国際ルールは国連の193の加盟国が共同で制定できるものであり、一部の国やグループが決めることはできない」と述べ、アメリカを念頭に同盟国や友好国と新たな枠組みを作る動きをけん制しました。