参院静岡選挙区補選 立民 国民推薦の山崎真之輔氏が初当選

新人3人の争いとなった参議院静岡選挙区の補欠選挙は無所属の元県議会議員で立憲民主党と国民民主党が推薦した山崎真之輔氏が自民党などの候補者を抑え、初めての当選を果たしました。

参議院静岡選挙区の補欠選挙は、開票が終了しました。

▽山崎真之輔(無所属・新)当選 65万789票。

▽若林洋平(自民・新) 60万2780票。

▽鈴木千佳(共産・新) 11万6554票。

無所属の元県議会議員で立憲民主党と国民民主党が推薦した山崎氏が自民党などの候補者を抑え初めての当選を果たしました。

山崎氏は浜松市出身の40歳。
浜松市議会議員を経て、静岡県議会議員となり、3期目の途中に辞職して今回立候補しました。

静岡県の川勝知事の支援も受けた山崎氏は、選挙戦で、岸田内閣は安倍・菅両政権を総括していないと批判するとともに、アベノミクスは虚像だとして、実体経済を回す社会に変えるべきだと訴えました。

その結果、推薦を受けた立憲民主党や国民民主党の支持層に加えいわゆる無党派層などからも幅広く支持を集め、初めての当選を果たしました。

静岡県選挙管理委員会によりますと、参議院静岡選挙区の補欠選挙の確定投票率は、45.57%で、おととしの参議院選挙と比べて4.89ポイント低くなりました。

山崎氏は「巨大与党に対して無所属の1人が立ち向かう、大変困難で厳しい道のりだった。これは私の勝利ではなく県民みなさんの勝利だ」と述べました。
その上で「中央の論理ではなく地方の自立、大企業優先の仕組みではなく弱者に寄り添った仕組み、そんたくする政治ではなく心開かれた政治、こういうことをやっていきたいし、変えていかなければならない。私は今、そのスタートラインに立ったと認識している。小さな一歩かも知れないが、やがて大きなムーブメントにしてみなさんが暮らしやすい、幸せを感じられる日本社会を築いていきたい」と述べました。

立民 福山幹事長「この勝利は、とてつもなく大きい」

立憲民主党の福山幹事長は、大阪市内で、NHKの取材に対し「静岡選挙区は、もともと自民党の議席であったことや、就任直後の岸田総理大臣が2度も応援演説に入ったことを考えれば、この勝利はとてつもなく大きい。安倍政権、菅政権、そして岸田政権に対して、国民の不信感と怒りが渦巻いている結果だと思う。この結果を謙虚に受け止めながらも、衆議院選挙へ大きな弾みにしていきたい」と述べました。

自民 遠藤選対委員長「残念ながらあと一歩及ばず」

自民党の遠藤選挙対策委員長は、党本部で記者団に対し「山口は圧勝できたが、静岡は残念ながら、あと一歩及ばずという状態になった。今回の結果をしっかりと捉えて、衆議院選挙では、改めて力を合わせて、岸田総理大臣を中心に、一致団結して戦い抜くという思いだ。岸田総理大臣とも『最後まで戦い抜こう』という話をした」と述べました。

自民党幹部「衆院選に弾みをつけられなかったのは残念」

自民党幹部は、NHKの取材に対し「地域の特殊な事情もあると思うが、油断してはいけないということだ。気を引き締めてやらないと衆議院選挙でも各地で同じようなことが起きかねない」と述べました。

また、別の幹部は、「接戦となっていただけに、勝ちきれず、衆議院選挙に弾みをつけられなかったのは残念だ。岸田総理大臣みずからが応援に入った最初の選挙で敗北したことは手痛い。ただ、地域的な要素もあるので、全国には波及しないのではないか」と述べました。

公明 西田選対委員長「衆院選に向け立て直していきたい」

公明党の西田選挙対策委員長は「選挙結果を真摯(しんし)に受け止めるとともに、静岡の結果については今後、敗因をよく分析し、衆議院選挙に向けて立て直していきたい」というコメントを発表しました。