ロシア タジキスタンで大規模な合同軍事演習 アフガン情勢受け

混乱が続くアフガニスタンと国境を接する中央アジアのタジキスタンで、ロシア軍を中心とした大規模な合同軍事演習が行われました。

ロシアとしてはアメリカ軍の撤退後、この地域での影響力を誇示するねらいもあるとみられます。

ロシアなど旧ソビエトの6か国で構成するCSTO=集団安全保障条約機構は23日までの6日間にわたり、タジキスタン南部で総勢4000人が参加する大規模な軍事演習を実施しました。

訓練は、国境を接するアフガニスタンの北部から侵入した過激派グループを制圧するという想定で、敵のドローン攻撃に対応する訓練なども行われました。

訓練のあとタジキスタンのミルゾ国防相は、アフガニスタンではイスラム過激派の活動が活発になっているとしたうえで「地域の安全と安定に深刻な脅威をもたらす国際テロ組織の温床になろうとしている」と強い懸念を示しました。

ロシアは中央アジアなどの周辺国でも情勢が不安定化することを強く警戒していて、今回の演習にはタジキスタンや隣国のキルギスに駐留するロシア軍も参加しました。

ロシアとしては、CSTOの枠組みで中央アジア各国への軍事支援を行っていく姿勢を強調することで、アメリカ軍のアフガニスタンからの撤退後、この地域での影響力を誇示するねらいもあるとみられます。