体操世界選手権 南がゆかで 萱があん馬でそれぞれ銀メダル獲得

北九州市で開かれている体操の世界選手権は種目別の決勝が行われ、南一輝選手がゆかで、萱和磨選手があん馬でそれぞれ銀メダルを獲得しました。

北九州市で開かれている体操の世界選手権は23日、男子3種目、女子2種目の種目別の決勝が行われ、南選手がゆかに、萱選手がゆかとあん馬に出場しました。

ゆかの予選で3位だった南選手は、決勝の演技でも冒頭から持ち前の美しい空中姿勢で、F難度の大技などを次々と決めていきました。

着地はやや乱れる場面があったものの南選手は14.766をマークして、銀メダルを獲得しました。

金メダルはイタリアのニコラ・バルトリニ選手で、14.800でした。

萱選手は14.533で6位でした。

あん馬では萱選手が安定した開脚旋回を見せるなど、持ち前のミスの少ない演技で14.900をマークし、銀メダルを獲得しました。

萱選手はこの種目、東京オリンピックの銅メダルに続くメダルです。

また、世界選手権のこの種目でメダルを獲得するのは、2015年の大会以来、2つ目です。

金メダルは、15.266でアメリカのスティーブン・ネドロシク選手でした。

23日の種目別の決勝では、橋本大輝選手がゆかとあん馬に出場する予定でしたが、日本体操協会によりますと、右手首の炎症による痛みや疲労の蓄積による腰の痛みのため棄権しました。

24日は種目別決勝の残りの男子3種目、女子2種目が行われます。

南「悔しいけど やりきった」

種目別のゆかで銀メダルを獲得した南一輝選手は「悔しいけど、やりきった。思い切った演技をしようと思ったが、反応がよすぎて着地が弾み止められなかった。練習から試合を想定して、120%で着地を止められないと世界選手権は勝てないんだなと思った」と自身の演技を振り返りました。

初出場の大会を終えて「出られることができてよかった。この経験を生かして、来年の世界選手権も選ばれるように頑張りたい。来年は自分にしかできない技を習得して、誰にも負けない選手になりたい。また、跳馬でもロペスかヨネクラを習得して、団体のメンバーも狙いたい」と話していました。

また、今大会の会場は出身地の山口県から近く、ゆかりのある人が会場を訪れていたことについて、「演技をする目の前にみんながいてくれて、とてもやりやすかったし楽しく演技ができた。応援してもらって、感謝しています」と笑顔で話していました。

萱「今のベストは尽くした 次は金メダルを」

種目別のあん馬で銀メダルを獲得した萱和磨選手は「この日のためにしっかり練習してきたし、プランどおりの演技で今のベストは尽くした。オリンピックが終わってから特別調子は良くないが、今の自分の体やコンディションを分かったうえでしっかりと練習して予選など乗り越えたので、いい経験ができた」と充実した表情で振り返りました。

そして、この種目は東京オリンピックで銅メダル、今大会は銀メダルと成績を上げたことについて、「オリンピックは狙って取ったメダルではなかったので、今回取れば本物だと思ってこの大会で示そうと思っていた。次は金メダルを取りたい」と話していました。