営業時間の短縮要請も解除 観光地 にぎわい戻り始める 京都

緊急事態宣言の解除に続いて飲食店の営業時間の短縮要請が21日をもって解除された京都府では、観光地のにぎわいが少しずつ戻り始めています。

京都府では、京都市や宇治市など南部の16市町村の飲食店などに対する営業時間や酒類の提供時間の短縮要請が21日をもって解除され、およそ半年ぶりに府内全域で営業時間の短縮要請が解除されました。

京都市右京区の観光名所、嵐山の周辺では23日午前中、家族連れや修学旅行生などの団体客が散策する姿が見られました。

東京から家族で訪れた30代の女性は、「コロナの感染も落ち着いたので初めて京都に来ましたが、ごはんがおいしく、来てよかったです。このあとも渡月橋やトロッコ電車など観光を楽しみたいです」と話していました。

一方、地元の商店街でみやげ物を扱う雑貨店では、緊急事態宣言が解除されて以降若い世代を中心に観光客が少しずつ増えているものの、職場や友人に配るような土産品の売れ行きは伸びていないということです。

雑貨店の竹内久人取締役は「車のナンバーを見ていても近隣の府県が多く、観光客が増えたわりには売り上げに直結していません。『Go Toキャンペーン』など、消費につながる施策に期待したいです」と話していました。