米の財政赤字 約315兆円 過去2番目の大きさに 異例の水準続く

アメリカの昨年度の財政赤字は、バイデン政権の新型コロナウイルスに対応した追加の経済対策による支出が膨らんだことから、日本円でおよそ315兆円に上り、過去最悪だった前の年度に次ぐ、異例の水準となっています。

アメリカ財務省の22日の発表によりますと、先月までの1年間の会計年度の財政赤字は2兆7721億ドル、日本円でおよそ315兆円でした。

赤字の規模は、新型コロナ対応で過去最悪になった前の年度に次ぐ過去2番目の大きさとなりました。

バイデン政権が、ことし3月に追加の経済対策として、現金給付や失業保険の積み増しを含む200兆円規模の財政支出を決めたことが主な要因です。

アメリカ経済は、この追加対策やワクチンの普及を背景にGDPの規模が新型コロナ前の水準まで戻りましたが、バイデン政権はさらに、インフラ整備や子育て支援などの分野にも大規模な国費を投入する計画を打ち出しています。

ただ、政府の借金にあたる公的債務の残高は、すでに3000兆円を超えていて、財政悪化への対応も課題となりそうです。