舞踊家の牧阿佐美さん死去 日本のバレエ界発展に尽力

新国立劇場のバレエ部門の芸術監督などを務め、日本のバレエ界の発展に力を尽くした舞踊家の牧阿佐美さんが、今月20日、大腸がんのため東京都内の自宅で亡くなりました。87歳でした。

草刈民代さんなど多くのバレリーナ育てる

牧さんは日本バレエ界の草分け、橘秋子さんの長女として東京都で生まれ、幼いころからバレエに親しみ、20歳でアメリカに留学して一流のダンサーから指導を受けました。

帰国後、1956年に母親とともにバレエ団を創設して数々の作品で主演を務め、華やかで豊かな表現力が高く評価されました。

母親が亡くなった後は後輩の指導に専念し、草刈民代さんなど日本を代表するバレリーナを育ててきました。

また振付家としても活躍し、1999年には新国立劇場の舞踊部門の芸術監督に就任するなど、日本のバレエ界の発展に長年尽力してきました。

こうした功績から、1996年には紫綬褒章を受章し、2008年には文化功労者に選ばれています。

バレエ団によりますと、牧さんは今月20日に大腸がんのため東京都内の自宅で亡くなりました。

87歳でした。(1934年8月18日生)。

草刈民代さん「全人生を懸けて生き抜かれた」

牧阿佐美のバレエ団で牧さんの指導を受けた草刈民代さんは、「バレエの発展のために全人生を懸けて生き抜かれた牧阿佐美先生。先生の情熱が私にいろいろな経験を与えてくれました。ありがとうございました。どうぞ安らかに眠ってください」とコメントを出しました。