米高官が批判 “中国が国連決議乱用 台湾の活動を妨げている”

アメリカ国務省の高官は、中国政府が国連における中国の代表権を有するとした50年前の国連決議を乱用し、台湾当局の国際社会での活動を妨げていると強く批判しました。

アメリカ国務省で中国や台湾の政策を担当するリック・ウォーターズ国務次官補代理は21日、今の中国政府が国連における中国の代表権を有するとした国連総会の決議から今月25日で50年になるのを前に開かれたオンラインの討論会に参加しました。

この中でウォーターズ次官補代理は「中国政府は決議を乱用し、台湾当局による国連の活動への意義ある参加を妨げている。国際社会が台湾から重要な貢献を得られないようにしている」と強く批判しました。

そのうえで、新型コロナウイルスや気候変動といった地球規模の課題に対応していくため、国連加盟国に対し、台湾による国連機関の活動への参加を支持するよう訴えました。

台湾は、ことし5月に開かれたWHO=世界保健機関の年次総会にオブザーバーとしての参加を目指しましたが、中国などが反対し、認められませんでした。

ウォーターズ次官補代理は「台湾の保健当局は世界でも新型コロナウイルスに最もうまく対応した」として、より広く知見を共有すべきだという認識を示しました。