“骨組みも木材だけのビル” 住宅メーカーが建設計画を発表

環境への負荷が小さいとしてビルの建設材料に木材を使う動きが広がる中、建物の骨組みそのものを木材だけで組み上げるビルを、東京の住宅メーカーが国内で初めて建設すると発表しました。

東京の住宅メーカー「アキュラホーム」は21日都内で会見を開き、3年後に(2024年)さいたま市内に本社を移すのにあわせて、木造の自社ビルを建設すると発表しました。

このビルは地上8階建てですが、骨組みには木材だけを使い、住宅建設の工法を用いることで、接合部分にはほとんど金属を使わないということです。

一般的なビル建設に必要な建設機械を使わず、住宅建設で培った技術を応用して工務店の大工が施工するため、コストを抑えることができるとしています。

木材を使ったビルは建設に伴う環境への負荷が小さく脱炭素にもつながるとして、竹中工務店が東京・銀座に建設を進める12階建てのビルや、住友林業が20年後に建設を目指す70階建てのビルで木材を使用する計画を相次いで打ち出すなど広がり始めています。

ただ、会社によりますと骨組みそのものを木材だけで組み上げる形でビルを建設するのは、国内では初めてだということです。

アキュラホームの宮沢俊哉社長は「全国に木造ビルを広めたい。木造ビルが建ち並べば脱炭素もさらに進むのではないか」と話していました。