9月の外国人旅行者 2年前の同月比で99.2%減 日本政府観光局

先月、日本を訪れた外国人旅行者は推計でおよそ1万7000人と、新型コロナウイルスの感染拡大前のおととしと比べると99%を超える大幅な減少が続いています。

日本政府観光局によりますと先月、日本を訪れた外国人旅行者は推計で1万7700人でした。

これは新型コロナウイルスの感染拡大前の、おととしの同じ月の227万人余りと比べると99.2%の減少で、記録的な低水準が続いています。

国や地域別に見ますと中国が4000人、韓国が2200人、アメリカが1700人、ベトナムが1000人などとなっています。

旅行者の数が減っているのは、政府が新型コロナウイルスの水際対策として、ことし1月以降、外国人の入国は「特段の事情」がないかぎり全面的に制限しているためです。

アメリカやヨーロッパではワクチンを接種した人などを対象に、観光での旅行者の受け入れを再開させる動きも出てきていますが、日本では旅行者の回復の見通しが立たない状況が続いています。