福島第一原発の爆発 水素と異なる可燃性ガスも 東電が調査へ

福島第一原子力発電所の事故で、建屋を損壊させた爆発について、主な原因となった水素以外にも可燃性ガスが含まれていた可能性があるとする指摘を受けて、東京電力は発生原因などを調べる試験を来月から始めることを明らかにしました。

福島第一原発の事故では、核燃料が溶け落ちるメルトダウンが発生し、1号機、3号機、4号機で水素爆発が起きましたが、原子力規制委員会は爆発を捉えた画像を分析し、炎や煙の色などから水素と異なる可燃性のガスが含まれていた可能性があると推定しています。

東京電力はこれを踏まえ、原子炉建屋で使われる資機材が、高温にさらされた場合の影響を調べるとして、19日の規制委員会の会合で試験計画を提示しました。

具体的には、可燃性ガスの発生源と考えられるケーブルや塗料、配管の保温材を200度から1000度という高温の環境下に置き、発生するガスの種類や分量を試験で確認する計画で、来月から始める予定です。

規制委員会は今後、水素以外の可燃性ガスによる爆発を防ぐための対策をまとめ、規制基準への導入を検討していて、再稼働に必要な審査で審議されることになれば、稼働中の原発も追加対策が求められるため、原発の運転に影響する可能性があります。