長崎 五島市の久賀島をツル越冬地に 中学生がツルの模型づくり

長崎県五島市の久賀島を新たなツルの越冬地にしようという試みです。島の上空を通り過ぎるツルたちに地上からアピールし舞い降りてもらおうと、地元の中学生が鹿児島県出水市の中学生と協力してツルの模型づくりに挑みました。

鹿児島県の出水平野は多くのツルが飛来しますが、一方で、過密状態になることから感染症の危険性が指摘され、越冬地の分散化を図ることが課題になっています。

18日、長崎県五島市の久賀島では、地元の久賀中の全校生徒9人が鹿児島県の出水市立鶴荘学園の生徒たちとオンラインでツルの分散化の必要性について意見を交換しました。

このあと、久賀中の生徒は島の上空を通り過ぎるツルたちに地上からアピールし舞い降りてもらおうと、130センチほどのナベヅルの模型を合わせて3体制作しました。

出水市の鶴荘学園が制作したツルの模型もすでに久賀島に送られていて、環境保護団体も合わせて4体のツルの模型を島で整備してきたツルのねぐらの周辺に取り付けることにしています。

久賀中のそばにある干拓地はことし2月、およそ70羽が飛来したことが確認されるなどツルの渡りのルート上にあり、久賀中ではツルの観察活動に力を入れることにしています。

久賀中の男子生徒は「ツルが安心して久賀島に立ち寄り、ゆっくりと飛び立つような環境作りのためにがんばっていきたい」と話していました。