松坂大輔「すっきりさせることできた」登板後インタビュー全文

西武・松坂大輔投手の引退登板後のオンラインでの取材対応のほぼ全文です。

ーーー現役生活お疲れさまでした。

ありがとうございます。

ーーーどんな投球だったか。

本来ならマウンドに立つ資格がないというか、立てるような状態ではなかったんですけども、これまで応援してくれた方々に対して感謝の思いを込めて投げることを、きょうのこの機会をもって自分自身へのけじめをつけたいと思いながらマウンドには立ちました。

ーーー結果はフォアボール。

正直、ブルペンから投げててもストライクが入るかどうか心配だったので、あの1球(2球目)のストライクっていうのは、最後の最後で野球の神様が取らせてくれたのかなと今は思ってます。

ーーー「投げてすっきりしたい」と言ってたがどうか。

こういう状態だって自分ではもちろんわかってましたけど、最後に投げさせてもらって、改めて「だから辞めるんだよな」ってすっきりさせることができました。

ーーーファンの前ですべてさらけ出せたか。

今の僕の状態をたくさんの方に知ってもらえたらと。

なかにはまだ投げてほしいとか言ってくれる方々もいたんですけど、もうその声には応えられないというのを改めて投げることで報告できたのかなと思ってます。

ーーーどんな心境でグラウンドを1周したのか。

この球場の雰囲気というか、たくさんのお客さんが入ってくれている球場の雰囲気を味わえるのもこれが最後なんだなって思いながら、球場のいろんな景色を見ながら少し昔のことを思い出したりしながら1周まわらせてもらいました。

ーーーファンの存在とは。

本当にいいときも悪いときも、たくさんの方に支えてもらってこれだけやらせてもらったと思ってるので「改めて感謝しています」と皆さんに伝えたいです。

ーーー場内1周後にマウンド上で涙、どんな思いがあふれたのか。

えーっと、僕だけじゃないですけど、あんまりそういうところって触れられたくないんですよね(笑)。

触れられたくないんですけど、まぁやっぱり最後だなっていう思いですね。

その思いと「今までありがとうございました」と、たくさんの球場のマウンドで投げてきましたけど、メットライフドームだけじゃなくて、これまで投げてきた球場のマウンドに対して「ありがとうございました」という思いを伝えさせてもらいました。

ーーーマウンドに手を置いたときも感謝の気持ちを。

そうです、あの時です。
ーーー胴上げはサプライズか。

胴上げは怖いのであまりされたくないと思ってましたけど、同い年の(打撃コーチの赤田)将吾に背中を押されて「いいよ、行くぞ」と言われてやってもらったんですけど、日本ハムファイターズにいる横浜高校の後輩のみんなも来てくれてうれしかったです。

ーーー松坂投手にとって西武という球団とは。

スタートがライオンズで、最後もライオンズの選手で終われて本当によかったと思います。

この2年は何もすることはできなかったですけど、最後にこういう舞台も用意してもらって本当に感謝しています。

ーーー投げた後の反動は大丈夫か。

大丈夫じゃないです(笑)。

正直そうですね、ああいう状態でマウンドに立ちましたけど、本来立ってはいけないと思ってましたし、立てるような体の状態じゃないと自覚はしていたので、まぁでもああいう姿でも最後投げるところを見せられてよかったと思います。

ただその反動は来ています(笑)。

ーーーワインドアップはこだわりがあったのか。

ワインドアップも野球を始めた頃からそのワインドアップの姿がかっこいいと思って続けてきたことですし、それは最後までワインドアップで通せてよかったと思います。