ミャンマー軍 拘束の市民ら約5600人の解放を発表

ミャンマー軍は、クーデターのあと、軍への抗議活動に参加したとして拘束してきた市民らおよそ5600人を解放すると発表しました。ASEAN=東南アジア諸国連合が来週の首脳会議にミャンマー軍のトップを招かないことを決めた直後の発表で、国際社会に歩み寄る姿勢をアピールするねらいがあるとみられます。

ミャンマー軍は18日「人々を安心させ、国家の建設に参加させるため」などとして、クーデター後、軍への抗議活動に参加したとして拘束してきた市民らおよそ5600人を解放すると発表しました。

ミャンマーのテレビ局「DVB=ビルマ民主の声」は、解放が一部で行われ、所属する3人の記者も解放されたと伝えています。

ミャンマーでは、ASEAN=東南アジア諸国連合が26日からの首脳会議にミャンマー軍のトップ、ミン・アウン・フライン司令官を招かないことを表明したことに対し、司令官がテレビ演説を行い、ASEANとの対立の要因になっている特使の受け入れをめぐって交渉を続ける姿勢を示していました。

ミャンマー軍には、ASEANをはじめ国際社会が求めてきた市民の解放に応じることで、歩み寄る姿勢をアピールするねらいがあるとみられます。

刑務所の前 家族の無事に涙

ミャンマー軍の発表を受け、ヤンゴン市内の刑務所の前には、解放される市民らを出迎えようと家族など多くの人々が駆けつけました。

そして、市民らを乗せたバスが刑務所から出てくると、待っていた人々から歓声があがり、バスの中の市民らも笑顔で手を振っていました。

引き離されてお互いの安否がわからないまま不安な日々を過ごしていた人々は、家族の無事な姿を目にすると涙を流し、抱き合って喜びをかみしめていました。