国際

イギリス 新型コロナ 感染者増加傾向 医療ひっ迫懸念の声も

イギリスでは、新型コロナウイルスの感染が再び拡大していて、一日の感染者は4万人台が続いています。重症化する人は大きくは増えていませんが、冬にかけて感染がさらに拡大すれば、医療がひっ迫するのではないかと懸念する声もあがっています。
イギリスではことし7月、人口の大部分を占めるイングランドで新型コロナウイルスの感染対策として続けられてきた規制が、ほぼすべて撤廃されたあと、一日の感染者数はいったん2万人台にまで減少しましたが、その後、増加傾向に転じています。

この1週間ほど、感染者は4万人台が続いていて、18日は4万9156人と、ことし7月中旬以降で最も多くなりました。

先月、夏休みが終わり学校が始まってから感染者が増えていて、特に17歳以下で感染が拡大しています。

一方で、重症化する人は大きくは増えておらず、入院している人は7000人前後と、4万人近くに上っていたことし1月のピーク時に比べると、比較的落ち着いています。

マスクを着用している人は以前に比べ大きく減少し、街なかはコロナ以前の状況に戻りつつあります。

政府は、50歳以上の人などへの追加の接種を急ぐとともに、流行が懸念されるインフルエンザのワクチンの接種も進めていますが、冬にかけて感染がさらに拡大すれば、医療がひっ迫するのではないかと懸念する声もあがっています。

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