岸田首相 靖国神社に「真榊」奉納 秋の例大祭 “対応を踏襲”

17日から始まった靖国神社の秋の例大祭に合わせて岸田総理大臣は「真榊」(まさかき)と呼ばれる鉢植えの供え物を奉納しました。

東京 九段の靖国神社では、17日と18日の2日間、秋の例大祭が開かれます。

これに合わせて、岸田総理大臣は「内閣総理大臣 岸田文雄」と記した木札が添えられた「真榊」と呼ばれる鉢植えの供え物を奉納しました。

関係者によりますと、岸田総理大臣は、これまで「真榊」を奉納したことはなく、今回は、安倍元総理大臣や菅前総理大臣の対応を踏襲したということです。

岸田総理大臣は、17日までの2日間、東日本大震災の被災地の視察で岩手、宮城、福島の3県を訪れていて、例大祭の期間中、参拝は行わないということです。

また、後藤厚生労働大臣、若宮万博担当大臣も「真榊」を奉納しました。

韓国外務省「深い失望と遺憾」

岸田総理大臣が靖国神社に「真榊」を奉納したことを受けて、韓国外務省は報道官の論評を出しました。

この中で報道官は「過去の侵略戦争を美化し、戦争犯罪者を合祀した靖国神社に、日本の責任ある指導者らが再び供え物を奉納したり、参拝を繰り返したりしたことに深い失望と遺憾を表する」としています。

そして「日本の責任ある人物たちには、新内閣の発足をきっかけに歴史を直視し、過去の歴史に対する謙虚な省察と真の反省を行動で示すことを促す」としています。

中国国営 新華社通信「誤ったやり方に断固 反対」

中国国営の新華社通信は「日本の総理大臣の岸田文雄氏が、きょう、内閣総理大臣の名義で靖国神社に『真榊』を奉納した」と伝えました。

そのうえで「中国は、日本の政府要人の靖国神社の問題における誤ったやり方に一貫して断固、反対している。日本には侵略の歴史をしっかりと直視し、深く反省するとともに軍国主義と一線を画して、実際の行動をもって、アジアの隣国と国際社会の信用を得るよう求める」としています。