ASEAN 首脳会議にミャンマー軍のトップ招かず 声明で発表

ASEAN=東南アジア諸国連合は10月下旬に開かれる首脳会議に、クーデターで実権を握ったミャンマー軍のトップを招かないことを正式に発表しました。内政不干渉を原則とするASEANとしては異例の踏み込んだ対応で、軍側がどのような反応を示すかが今後の焦点となります。

ASEANは15日夜、緊急の外相会議をオンラインで開き、議長国のブルネイがその結果を声明で発表しました。

声明では、10月26日から開かれるASEANの首脳会議について「ミャンマーからは政治的ではない立場の代表を招くことを決めた」として、ミャンマー軍トップのミン・アウン・フライン司令官を招かないことを明らかにしています。

外交筋によりますと、外務省の高官が招待される予定だということです。

ASEANは、ミャンマーの軍と民主派勢力の対話を仲介するための特使を現地に派遣することで合意していますが軍は特使がアウン・サン・スー・チー氏ら民主派勢力の指導者たちと面会することを認めず、訪問は実現していません。

声明では軍に対して、特使にすべての当事者への面会を認めるよう求めるとともに「ミャンマーの情勢は地域の安全保障やASEANの団結、信頼を揺るがしている」として、危機感を示しています。

内政不干渉を原則とするASEANが加盟国の内政問題に関してここまで踏み込んだ対応を取るのは異例で、軍側がどのような反応を示すかが今後の焦点となります。