NY 原油先物価格上昇続く 米長期金利上昇背景に円安も進む

15日のニューヨーク原油市場では国際的な原油の先物価格が上昇し、一時、およそ7年ぶりの高値を更新しました。ニューヨーク外国為替市場では原油高を受けたアメリカの長期金利の上昇を背景に円相場が一時、1ドル=114円台前半まで値下がりし、およそ3年ぶりの円安ドル高の水準となりました。

ニューヨーク原油市場では国際的な指標となるWTIの先物価格の上昇傾向が続いていて、15日は一時、1バレル=82ドル台後半まで値上がりし、およそ7年ぶりの高値を更新しました。

この背景には、経済活動の再開に伴って需要が高まっている一方で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で減少した生産量が回復していないことがあります。

また15日のニューヨーク外国為替市場では円を売ってドルを買う動きが強まり、円相場は一時、1ドル=114円台前半まで値下がりし、2018年10月以来、およそ3年ぶりの円安ドル高の水準となりました。

円安が進んでいるのは、原油高を受けてインフレへの懸念が高まり、債券市場でアメリカの国債が売られて長期金利が上昇したことから、金利が高くなったドルを買う動きが強まっていることが背景にあります。

市場関係者は「原油の生産量が回復するには時間がかかることから、原油価格の上昇傾向は当面続くとみられる。このためアメリカの長期金利の上昇と日米の金利差を意識されドルが買われやすい状況が続いている」と話しています。