経営難の中国「恒大グループ」社債利払いへ 市場では警戒続く

巨額の負債を抱えて経営難に陥っている中国の不動産大手「恒大グループ」は15日、今月19日に期限を迎える人民元建ての社債の利払いを実施すると発表しました。
一方、すでに期限を迎えた複数のドル建ての社債の利払いはいまだに実施していないとみられ世界の金融市場で影響への警戒が続いています。

中国の恒大グループの経営問題をめぐっては相次いで期限を迎えている社債の利払いがされるかが当面の焦点となっていますが、会社は15日、今月19日に期限を迎える人民元建ての社債の利払いについて、1億2000万元余り、日本円でおよそ20億円を支払うと発表しました。

中国メディアは中国の中央銀行の担当者が15日、恒大グループの経営問題による金融業界へのリスクは制御できるという考えを示したと伝えています。

ただ会社は、先月23日以降、期限を迎えたドル建ての社債の利払い、合わせて300億円余りについてはいまだに実施していないとみられます。

期限から30日以内に利払いができなければ債務不履行に陥るとされることから、世界の金融市場で影響への警戒が続いています。

さらに中国では新たに、香港市場に上場する別の不動産会社の「新力グループ」がおよそ280億円の債務の支払いができないと発表していて、不動産業界の動揺が収まっていません。