小笠原諸島の海底火山噴火 奄美大島にも大量の軽石 漁業に影響

小笠原諸島にある海底火山で8月に発生した噴火によって噴き出したとみられる大量の軽石が、鹿児島県の奄美大島にも流れ着きました。漁船が軽石を吸い込んで停止するトラブルも起きていて、漁業関係者は影響が長引かないか心配しています。

小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」では、ことし8月、軽石を噴き出す規模の大きな噴火が起きています。

大量の軽石は西向きの海の流れにのって鹿児島県の離島にも流れ着いたとみられ、このうち奄美市名瀬小湊の海岸では直径数ミリ程度から15センチほどの軽石が、波打ち際からおよそ30メートル沖合まで漂っています。

奄美漁業協同組合によりますと、漁船が軽石を吸い込んで停止するトラブルも起きていて、エンジンを冷やすために吸い上げた海水に軽石が混ざり、フィルターが詰まったことが原因だとみられています。

被害を受けた奄美市の漁港では、県が管轄する1か所を除いて軽石を取り除くめどがたっておらず、少なくとも1週間以上は影響が続くということです。

漁業者の永井民治さんは「こんなの初めてです。これまで1か月ほど天気が悪くて漁に出られず、回復したやさきでした。なんとか船を出せるようにしてほしい」と話しています。

これまで軽石は鹿児島県の喜界島や沖縄県の北大東島などにも流れ着いているのが見つかっています。