レバノン ベイルート市街地で銃撃戦6人死亡

中東レバノンの首都ベイルートで、去年8月の大規模爆発の捜査をめぐる抗議活動に向かっていた、イスラム教シーア派組織の支持者への銃撃をきっかけに市街地での銃撃戦となり、6人が死亡しました。レバノンでは、経済危機が続く中、政治勢力間の対立も深まっていてさらに緊張が高まるおそれがあります。

レバノンのベイルートで14日、200人以上が死亡した去年8月の大規模爆発をめぐり、捜査の責任者の解任を求める抗議活動に向かっていたイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」の支持者らに対し、周辺の建物から激しい銃撃がありました。

ヒズボラ側も反撃して、市街地での銃撃戦は軍が事態を収めるまで数時間続き、現地の赤十字社によりますとこれまでに6人が死亡、30人以上がけがをし、複数の住民も巻き込まれたとみられています。
現場は、1990年まで15年間、続いた内戦時に最前線の1つとなったシーア派住民とキリスト教住民がそれぞれ暮らす地区の境界付近です。

ヒズボラは、右派のキリスト教系の民兵組織が最初に銃撃を行ったと主張していますが、民兵組織は関与を否定しています。

レバノンでは、新型コロナウイルスの感染拡大も重なって経済危機が続く中、宗教や宗派に基づく政治勢力間の対立も深まっていて今回の銃撃事件を受け、さらに緊張が高まるおそれがあります。