シンガポール 3年ぶり 金融引き締め政策に インフレへの懸念

世界的にインフレ圧力が高まっていることを背景に、各国の間で金融引き締めに転じる動きが相次ぐ中、シンガポールでも14日、金融当局が3年ぶりに金融政策を引き締める方向に、変更すると発表しました。

シンガポールの中央銀行にあたる金融当局は14日、金融政策の変更を発表しました。

シンガポールの金融政策は政策金利を上げ下げするかわりに、自国通貨・シンガポールドルの為替レートの誘導目標を事実上示す形で行われていて、今回、シンガポールドルがほかの通貨に対して高くなるような目標を示すことで、金融を引き締める方向に変更しました。

金融引き締めへの変更は2018年10月以来、3年ぶりです。

この理由について「需要の回復と供給不足によって、国内外でのコスト上昇圧力の蓄積が続いている」として、物価上昇に懸念を示していて、自国通貨高を容認することで、輸入品の価格上昇を抑えるねらいがあるとみられます。

原油価格の上昇など世界的なインフレ圧力が高まる中、韓国やニュージーランドなどの中央銀行が、すでに利上げを決めていて、各国の間で金融引き締めに転じる動きが相次いでいます。