全日空 脱炭素へ 航空機利用する企業が代替燃料を選択可能に

脱炭素社会の実現に向けて、貨物輸送やビジネス出張で企業が航空機を利用する際に、全日空は従来の化石燃料と比べて二酸化炭素の排出が少ない植物由来などの代替燃料を選べる取り組みを始めることになりました。

発表によりますと、参加企業は全日空の航空機を利用する際に、従来の化石燃料よりも二酸化炭素をおよそ80%削減できるとされる植物由来などの代替燃料の利用を選ぶことができます。

代替燃料を選ぶと、割り増し料金を支払う必要がありますが、第三者機関から認証を受けた二酸化炭素の削減証書を受け取ることができます。

先月下旬に、成田空港からドイツへの自動車部品などの貨物輸送で、この取り組みが活用され、14日の発表会では、利用した物流会社に対して削減証書が手渡されました。

会社によりますと、代替燃料の価格は、従来の化石燃料と比べて数倍高いということで、今回の取り組みを通じて、コストの負担を抑えながら活用を広げたい考えです。

平子裕志社長は「代替燃料の活用は、欧米に比べて日本は立ち遅れていて、対応を急ぐ必要がある。取り引き先と協力することで、活用を早く広げたい」と述べました。