COP15が「昆明宣言」 生物多様性守る新たな目標 確実に採択を

生物の多様性をどう守るかを話し合う国連の会議、COP15は中国南西部の昆明で閣僚級の会合を開き、2010年に採択された「愛知目標」に代わる新たな目標を今後、確実に採択するとした「昆明宣言」を取りまとめました。

この「昆明宣言」は、13日まで開かれていた閣僚級会合の成果として取りまとめられました。

宣言では「生物多様性の喪失や海洋汚染など前例のない危機が私たちの惑星と社会の営みをおびやかしている」と指摘し、その損失を食い止めるため各国が国家戦略を強化し、法整備を進める必要性などを強調しています。

そして、2010年に日本が議長国を務めた時に採択された「愛知目標」に代わる2030年を期限とする新たな目標を、今後、確実に採択するとしています。

「愛知目標」では野生動物の個体数の減少や森林破壊を食い止めることなどが掲げられましたが、その多くは達成できず、新たな目標ではどれだけ野心的な内容を打ち出せるかが焦点です。

新たな目標は、来年4月から5月にかけて昆明で再び開かれる会議での採択を目指していて、利害がぶつかり合う先進国と途上国の意見をどう調整していくかが課題です。