最高裁 13年前の埼玉の放火殺人事件 上告退け無期懲役確定へ

13年前、埼玉県志木市の自宅に放火して妻と長女を殺害したとして放火や殺人などの罪に問われた被告について、最高裁判所は上告を退ける決定をし、無期懲役が確定することになりました。

埼玉県志木市の山野輝之被告(47)は、平成20年、自宅に火をつけて全焼させ、当時33歳の妻と4歳の長女を殺害したとして、放火や殺人などの罪に問われました。

平成27年、1審の裁判員裁判の判決は、防犯カメラの映像や現場に似せた建物の燃焼実験の結果を踏まえ、「別人が放火した可能性が否定できない」などとして無罪を言い渡しました。

一方、2審は1審の判決について、再現が不十分な燃焼実験を重視して、判断を誤ったとして無罪を取り消し、審理をやり直すよう命じました。

そして、やり直しの裁判員裁判の結果、さいたま地裁はおととし「被告には殺害の動機もあり、犯人だと認められる」として無期懲役を言い渡し、2審も同じ判断をしました。

これに対して被告側が上告していましたが、最高裁判所第1小法廷の山口厚裁判長は、13日までに退ける決定をし、無期懲役の判決が確定することになりました。