北朝鮮 Tシャツにキム総書記の顔 国営テレビで放送 極めて異例

北朝鮮の国営テレビが、ミサイルなどの兵器を集めた展示会の開幕を伝えた映像に、楽団の指揮者がキム・ジョンウン(金正恩)総書記の顔をプリントしたTシャツを着てタクトを振る姿が映り込んでいました。
最高指導者を神聖視する北朝鮮では極めて異例で、韓国メディアは「親しみやすさを強調する意図があったのではないか」と伝えています。

北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは、首都ピョンヤンで11日、キム・ジョンウン総書記が出席して、ICBM=大陸間弾道ミサイル級のミサイルなど過去5年間に開発した兵器を集めた「国防発展展覧会」が開幕した際の映像を12日夜、放送しました。

この中で、国歌が演奏された際、楽団の指揮者が白地にキム総書記の顔が大きくプリントされたTシャツを着てタクトを振る姿が映り込んでいました。

北朝鮮では最高指導者は「最高尊厳」と呼ばれて神聖視され、写真や肖像画を傷つけたり汚したりすれば厳罰に処されるだけに、その顔がTシャツにプリントされるのは極めて異例のことです。

これについて韓国の通信社、連合ニュースは「親しみやすさを強調する意図があったのではないか」と分析する一方、キム総書記の顔がついたTシャツは扱いが難しいため、広く流通するかは疑問だとする見方も伝えています。